
第8戦 富士スピードウェイ
ZENT GR Supra
#38 立川祐路 / 石浦宏明


立川祐路 選手

?浦宏明 選手
レース情報
決勝結果 | 8位 |
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冷え込みもあり、3周に渡って?われたフォーメーションラップを経て切られたスタートで、ZENT GR Supra のスタートドライバーを務めた?川祐路は、ウォームアップの早さを活かし怒濤のオープニングラップをみせた #23 GT-R にかわされるものの、5番?で1周?を終える。

しかし5周を過ぎる頃になると、?川は異変を感じはじめていた。ZENT GR Supra のフィーリング?體は良いものだったが、タイヤの表?にコース上のタイヤカスがくっついてしまい、?きな振動やグリップダウンを招く『ピックア ップ』と呼ばれる癥狀が出はじめてしまったのだ。このピックアップは、寒い時季のレースで多く発?する。

その後も?川の苦闘は続き、15周?には #12 GT-R に、16周?には #14 GR Supra にもオーバーテイクを許してしまった。17周?にはペースが落ちた #23 GT-R こそかわし7番?に順位を戻したが、やはり苦しい狀況は変わらなかった。
ピットアウトした?浦は、?むきしていないタイヤということもありウォームアップに苦戦することになるが、そのテクニックでタイヤに熱を?れると、8番?から追い上げを開始する。32周?には7番?に浮上すると、前をいく #12 GT-R に狙いを定め、39周?にこれをオーバーテイク。さらにタイヤ無交換作戦を採っていた #8 NSX-GT に接近し、41周?にオーバーテイク。ふたたび5番?に順位を戻した。
このピックアップは、タイヤ表?についたカスが落ちれば癥狀は治まるが、ZENT GR Supra の癥狀は?きく、なかなかペースを戻すことができない。55周?、#12 GT-R にもかわされてしまい、なんとか65周のレースを?りきった ものの、全?で臨んだ今季最終戦は、8位という悔しい結果に終わってしまった。

GR Supraの初年度で、まさかの悔しいシーズンとなったTGR TEAM ZENT CERUMO。2020 年、ふたたび體制を整え、チームは捲?重來を期する。
立川祐路選手のコメント
石浦宏明選手のコメント
「前半スティントの?川選?が苦しそうな展開だったので、バックアップ?のタイヤを急遽投?し、いちかばちかの勝負をしようとコースインしました。コースに?ってからすぐは苦しい狀況でしたが、その後は2臺をかわすことができ、前を追う展開になっていました。しかし途中からピックアップがひどくなり、GT300 の?両と交錯したときに?きなピックアップを拾ってしまいました。その後はペースも苦しいままになり、?川選?のときと同じような狀況になり ました。今季は富?での速さが?りないところが?きく、テストもできずひっくり返すことはできませんでした。これからシーズンオフを迎えますが、苦しかった部分をしっかり改善したいと思います。応援してくださった皆さんに良いところをみせられず、悔しいレースになってしまいましたね」
村田淳一監督のコメント
「殘念ながら完敗です。今季はシーズンの最後まで良いところをみせることができませんでしたが、近年これほど苦しんだシーズンはないほどでした。もちろんその分、悪いときのデータはとれていましたし、最終戦に向けて膿を出し 切って臨んだつもりでしたが、ピックアップに苦しめられてしまいました。もちろん他?もそうですが、特に苦しめられた印象ですね。我々が?りなかった部分もありますし、こういった結果を重く受け?め、チーム全體を再構築していきたいと思います。また GR Supraの開発陣も挑戦者として努?してくれると思っています。ドライバーふたりにもフラストレーションが溜まるレースをさせてしまいましたが、これを糧として來季に繋げたいと思います。今シーズン、TGR TEAM ZENT CERUMO にたくさんのご聲援をありがとうございました」

Rank | Car No. | CarName | Laps | BestLapTime |
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1 | 100 | RAYBRIG NSX-GT | 65 | 1'29.592 |
2 | 37 | KeePer TOM'S GR Supra | 65 | 1'29.009 |
3 | 36 | au TOM'S GR Supra | 65 | 1'29.380 |
4 | 17 | KEIHIN NSX-GT | 65 | 1'29.351 |
5 | 8 | ARTA NSX-GT | 65 | 1'30.206 |
6 | 3 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R | 65 | 1'29.874 |
7 | 12 | CALSONIC IMPUL GT-R | 65 | 1'29.719 |
8 | 38 | ZENT GR Supra | 65 | 1'29.471 |
9 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 64 | 1'29.268 |
10 | 19 | WedsSport ADVAN GR Supra | 63 | 1'30.590 |
11 | 64 | Modulo NSX-GT | 63 | 1'30.491 |
12 | 16 | MOTUL MUGEN NSX GT | 63 | 1'30.619 |
13 | 24 | REALIZE CORPORATION ADVAN GT-R | 63 | 1'29.983 |
14 | 39 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra | 60 | 1'29.529 |
15 | 14 | WAKO'S 4CR GR Supra | 34 | 1'30.137 |
(上位10位までを抜粋)
Rank | Car No. | Driver Name | Point |
---|---|---|---|
1 | 100 | 山本 尚貴 / 牧野 任祐 | 69 |
2 | 37 | 平川 亮 | 67 |
3 | 17 | 塚越 広大 / ベルトラン?バゲット | 59 |
4 | 36 | 関口 雄飛 / サッシャ?フェネストラズ | 56 |
5 | 8 | 野尻 智紀 / 福住 仁嶺 | 54 |
6 | 23 | 松田 次生 / ロニー?クインタレッリ | 51 |
7 | 14 | 大嶋 和也 / 坪井 翔 | 47 |
8 | 37 | ニック?キャシディ | 46 |
9 | 39 | 中山 雄一 | 42 |
10 | 38 | 立川 祐路 / 石浦 宏明 | 40 |
「ペースが上げられなかった原因は、タイヤのピックアップです。フロントタイヤがまともに?れる狀況ではないほどになってしまい、ずっと苦しいレースになってしまいました。今季最終戦だったのでなんとか良いレースにしたかったのですが、結果的にはすごく殘念ですね。なんとかピットウインドウがオープンするまで繋ぎ、後半の?浦選?に託しましたが、追い上げてはくれたものの、同様の癥狀に?舞われ苦しいレースになりました。とはいえ、全?がそうなっているわけではないので、來季に向けて原因を究明し、また得意なはずだった富?での速さを取り戻さないと戦えるようにはならないので、來季に向けてしっかり準備したいと思います?!?/p>